前回、『評価エラー』のお話をしました。
『評価エラー』については心理学者が研究し、そして実証済みです。
その研究の範囲は学校はもちろん、産業界にも及んでいます。
『評価エラー』はその内容によって、いくつかに分類することができると言われていますが、
皆さん中学生に役立つ『評価エラー』を2つだけご紹介します。
1つ目は『期末効果』です。
『期末効果』とは、評価期間全体を評価するのではなく、評価の直前のタイミングの事象が強く印象に残ってしまい、
それが評価結果に強く影響することです。
たとえば1学期の成績です。
本来ならば、4月1日から7月末の終業式までの4カ月の期間を総合的に評価しなければなりません。
しかしながら、成績を集計して評価を確定するのは7月の初旬あたり。
6月の中旬に行われる期末テストの点数は強く印象に残ります。
高得点を取った生徒、逆にとんでもなく低い得点を取った生徒。インパクト大です。
さらに期末テストが終わってからの出来事。
小テストの点数、授業中の態度、課題の提出状況などなど。
4月、5月の出来事、先生は忘れています。(大事件以外は忘れたことにする?)
だから、塾生の皆さんに言います!
『今がチャンス!』
『稼ぎ時!』
『ポイント3倍セール中!』
『締め切り間近!』
・・・わかった?・・・うるさい?
先生たちの成績集計が終わる前に点数を稼ぎましょう!
中3『点取り虫講座』(9)
2017年6月24日