皆さん、閻魔帳(えんまちょう)という言葉はご存知ですよね。
辞書で調べると次の通り。
えんまちょう【閻魔帳】
① 閻魔大王が、亡者の生前の名前や行動を記しておくという帳簿。
② 対象となる人物を評価するために、その行動などを記しておく帳面。多く、教員や警察官のものをいう。
はい、お話したいのは①の閻魔大王ではなく、②の教員のほうです。
担当する生徒に関することを漏れなく記録していく帳面です。
小テストの点数や定期テストの点数、出欠状況などは一覧表を作成しますので、それ以外を記録します。
生徒名はもちろん、日時を必ず入れ、具体的に書きます。
内容を大きく区分すると、『加点項目』と『減点項目』に分かれます。
『加点項目』・・・挙手の回数、取り組み姿勢、先生への協力(授業、実験、実習などで)
『減点項目』・・・課題・宿題の忘れ、私語、居眠り、先生への反抗 など
生徒の皆さんは、ふだん『閻魔帳』を意識していますか?
社会人になればわかります。上司の『閻魔帳』、怖い怖いです。
話は変わりますが、教員ではなく、警察官の『閻魔帳』。
コチラは・・・もっともっと怖い怖いです。
興味のある方はどうぞお読みください。
講談社現代新書 原田宏二著 『警察捜査の正体』
点取り虫講座(13)
2017年7月15日